TVR キミ―ラ　クラブマン500

ボディタイプ オープン・カブリオレ・コンバーチブル
ドア数 2ドア
乗員定員 2名
全長×全幅×全高 4080×1720×1220mm
ホイールベース 2286mm
トレッド前／後 1460/1460mm
車両重量 1060kg

エンジン
最高出力 320ps(235kW)/5500rpm
最大トルク 44.5kg・m(436.4N・m)/4000rpm
種類 Ｖ型8気筒OHV
総排気量 4988cc
内径×行程 94.0mm×90.0mm
圧縮比 10.0
過給機 なし
燃料供給装置 電子制御式燃料噴射
燃料タンク容量 57リットル
使用燃料 無鉛プレミアムガソリン

足回り系
ステアリング形式 パワーアシストなしラック＆ピニオン
サスペンション形式(前) 不等長ダブルウィッシュボーンガスダンパー付コイルスプリングスタビライザー付
サスペンション形式(後) 不等長ダブルウィッシュボーンガスダンパー付コイルスプリングスタビライザー付
ブレーキ形式(前) ベンチレーテッドディスク
ブレーキ形式(後) ベンチレーテッドディスク
タイヤサイズ(前) 225/50ZR15
タイヤサイズ(後) 245/45ZR16
駆動系
駆動方式 FR
トランスミッション ５MT
LSD 標準

1994年、大ヒットを博したグリフィスに次いでデビューした。日本では1995年より発売開始。

スパルタンなグリフィスに対してキミーラは幾分マイルドになっており、サスペンションも柔らかく車の味付けは長距離ツアラーである。

フレームは他のTVRモデルと同じく、トラス構造の鋼管チューブラーフレームにFRP製ボディをかぶせている。

サスペンションは四輪ダブルウィッシュボーンに、ビルシュタイン製ダンパーとアイバッハ製スプリングを組み合わせている。

エンジンはいずれもローバー・V8エンジンで、4L、4L+ハイカム（HC）、4.3L、4.5L、5L（5Lはハイカム仕様のみ）の5種類。235 - 285馬力。それらをFRレイアウト(フロントミッドシップ)で搭載する。

排気量がグレードに反映されており、順に4.0、4.0HC、4.3、4.5、5.0HCとなる。5.0は1999年がハイカム仕様の最終で2000年にはノーマルカムとなったが、そのままラインナップからはずされた。

グリフィスほどのチューニングは施されていないが、1トンそこそこの軽量なボディとの組み合わせにより加速性能・動力性能が良好なGTカーとなっている。

なお、エキゾーストマニホールドがとぐろを巻く形でエンジンの前方に押し込められ、触媒もその部分にある構造のため、放熱性が悪くオーバーヒートを起こしやすいとされている。

エアバッグやABS搭載されていない。ミッションは5速MTのみ。

インテリアはクラシカルな雰囲気で、本革シートやウォールナットを用いた本木目パネルがあしらわれている。また、ケブラー製タルガトップを装備する。トランクは外観から想像できるよりも深く、取り外したタルガトップを立てた状態で収納できる。